猛虎の魂

2018年7月26日雑記

先週末にamazonから届いていた、
「猛虎の魂2007 ~阪神タイガース 猛追伝説~」をようやく見る事ができました。

「猛追伝説」なるフレーズからは9月の熱いシーソーゲームだった巨人戦三連勝や怒涛の10連勝を思い出し、興奮と感動を想起するわけです。
タイガースファン歴25年の私としてはこれを買わずにいられようか。
著作権に触れるため、キャプチャ画像は載せませんが見て感じたことをいくつか。

ブックレットらしいのものはなく、試合毎に一言コメントのついた勝敗表が一枚付属。
ずいぶんシンプルね……。

<良いところ>

・画面サイズが4:3である。
 DVDの画質限界を考えれば無理に背伸びしてワイドにする必要はないと思います。
 ハイビジョン映像ではないソースも混ざっているので統一したのは正解かと。

・元ソースにもよるが、画質は概ね良い。
 ハイビジョンカメラ撮影された球場の中継映像は綺麗。
 地方球場の映像は怪しいですね。

・収録時間が約138分と大ボリューム。

・ファングッズとして手頃な価格設定。
 希望小売価格3,500円、実売3千円弱。

・チャプタは3・4月、5月、交流戦、後半戦、長期ロード、炎の10連勝、TG3連戦。
 やや大雑把だが、ポイントを抑えたチャプタ分けかな。

<悪いところ>

・BGMがない。六甲おろしでもないと盛り上がりに欠けるなぁ。

・試合のダイジェストをナレーションが延々と伝えるだけ。

・打った、投げた、抑えた、勝ちました。みたいな淡々とした内容の連続は飽きる。

・タイガースが勝った試合しか収録されていない。負けた試合は全否定ってどうよ?

・中継用に撮影された映像しか使われてない。専用の撮り卸しインタビューなどは皆無。

試合の勝敗結果だけで喜べる人には良い商品かもしれません。
でも、勝敗が決まるまでのプレイの中にこそ、野球の面白さを見出している私には不満の残る内容でしたね。

例え負けても内容の良い試合、心に残るプレイ、次に繋がるプレイが見られればOKとしている身には残念な出来でした。
良いプレイを見せてもらって、その上で試合に勝てれば一番良いと私は思っています。

更に苦言を言うなら、価格の安さが反映されてか全体的に作りも安いですね。
撮り卸し映像はまったくないという、中継映像の使いまわしに終始するチープさ。

試合や各プレイを振り返る選手や監督、コーチのインタビューの一つや二つ取ってきてよw
あのシーンはこういう狙いでああやった、みたいな駆け引きの裏話を聞きたかった。

今年のタイガースは、怪我を抱えながらプレイした選手が沢山いたり、先発不足や負傷者の多さをうまくやりくりしてカバーした上での猛追っていう描写がなくてただ「がんばりました、勝ちました」な編集じゃ、表層ばかり捉えすぎでしょう。

もっと、そのがんばりようを深く抑えてほしかった。
もう少し試合の行間を収録した編集にして欲しかったですね。

感想は、買って損したの一言に付きます。

2018年7月26日雑記

Posted by フォルノ